韓国語のシャドーイングの実際
シャドーイングは「ポーズの後に繰り返す」ことではありません。半拍遅れて重ねて言うことです。
シャドーイングとは何か
音声が終わるのを待たず、コンマ数秒遅れて一緒に話します。その遅れが本質で、頭の中で訳す時間を与えないための仕組みです。
ポーズを置いて繰り返す練習も有用ですが、文を組み立て直す余裕を与えます。それこそが聞き取りが速くならない原因です。
四回に分ける
同じ音源を四回。各回で一つのことだけをします。四つを同時にやろうとするから最初は無理に感じます。
- 1回目 — 聞くだけ。台本なし。文の形(どこで上がり、どこで速くなるか)をつかみます。
- 2回目 — 見ながら聞く。聞こえたものと書かれたものを照合します。ここで開く差が、聞こえていなかった音です。
- 3回目 — 見ながら重ねて言う。意味はまだ気にしません。
- 4回目 — 見ずに重ねて言う。本番です。詰まったら押し切らず3回目に戻ります。
短い音源で十分の一時間が、聞き流し一時間より効きます。聞き流しは慣れを作り、シャドーイングは口から出るものを作ります。
少し易しい素材を選ぶ
難しいものを選びたくなりますが、シャドーイングでは逆効果です。ついていけないと口が止まり、その瞬間ただの聞き取りに戻ります。
語彙がすでに分かる素材を選んでください。難しさは速さとリズムにあるべきで、語彙にあってはいけません。
日本語話者が特に聞くべきところ
| パッチムの連音 | 한국어 が「ハングゴ」のように、終声が次の音節に移る |
| 濃音・激音 | ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ / ㅋ ㅌ ㅍ ㅊ — 日本語に対応がなく、平音と混同しやすい |
| 語末の語尾 | -어요, -습니다, -지만 — 時制・丁寧さ・接続が全部ここにある |
| 母音の ㅓ と ㅗ | 日本語のオ一つに対して二つある |
韓国語が速く聞こえるのは連音のせいです。速いのではなく、音節の切れ目が動いています。耳がそれを予期し始めると、速度は問題でなくなります。
やりがちな誤り
- ポーズを待つ。 それは反復であってシャドーイングではありません。
- 難しすぎる素材を選ぶ。 口が止まったら練習は止まっています。
- 1回目から意味を追う。 音が先、意味は後です。
- 頭の中だけで言う。 口を動かしてください。鍛えているのはそこです。
- 一度で終える。 同じ音源は五回分の価値があります。毎日新しい素材は充実感だけが残ります。
一日への組み込み方
十五分、音源一つ、四回。それで一セッションです。小声でつぶやける環境なら通勤中でもできます。
このサイトの問題はすべて動画から作られています。動画で音を追いかけ、下の問題で実際に残ったかを確かめる順序が最も効率的です。