韓国語の語順 — 日本語とほぼ同じ、違うのは三か所
語順の学習コストはほぼゼロです。その分、違う三か所に集中できます。
基本はそのまま置き換えられる
主語—目的語—動詞、修飾語が前、動詞が文末。日本語と同じです。英語話者が最初の数か月を費やす部分を、日本語話者は初日に飛ばせます。
| 私はご飯を食べます。 | 저는 밥을 먹어요. |
| 昨日友達に会いました。 | 어제 친구를 만났어요. |
| 私が昨日読んだ本 | 제가 어제 읽은 책 |
三つ目に注目してください。連体修飾が名詞の前に来るところまで同じです。英語ではここが後ろに回るため、英語話者には最大の難所になります。
違い その一 — 疑問文で語順を変えない点は同じだが、終わり方が違う
どちらも語順は変えませんが、韓国語は終結語尾そのものが変わります。日本語の「か」に当たるものが、丁寧さの段階ごとに別の形になります。
| 食べましたか。 | 먹었어요? / 먹었습니까? |
| 食べた? | 먹었어? |
違い その二 — 語順の自由度が韓国語のほうがやや低い
助詞があるので入れ替えは可能ですが、日本語ほど自由に動かすと不自然になりやすいです。特に副詞の位置は日本語より固定的です。
| 저는 어제 친구를 만났어요. | 自然 |
| 어제 저는 친구를 만났어요. | 「昨日」を強調 — 可 |
| 친구를 저는 어제 만났어요. | 文法的には可だが会話ではあまり使わない |
違い その三 — 否定の位置に二通りある
日本語は「食べない」の一通りですが、韓国語は前置と後置の二つがあります。意味はほぼ同じで、後置のほうが書き言葉・改まった場面に寄ります。
| 안 먹어요. | 食べません — 会話でよく使う前置 |
| 먹지 않아요. | 食べません — やや硬い後置 |
| 못 가요. | 行けません — 不可能の否定 |
안(意志的にしない)と 못(できない)の区別は日本語の「〜ない/〜られない」に対応します。ここは直感が効きます。
主語の省略も同じ
文脈で分かるものは落とします。英語話者は 저는 を毎回付けてしまいがちですが、日本語話者にはこの感覚がすでにあります。
| ご飯食べた? | 밥 먹었어요? |
| うん、食べた。 | 네, 먹었어요. |
| どこ行くの? | 어디 가요? |
日本語話者が油断しやすい三つ
- 漢語をそのまま韓国語音で使う。 通じるものが多い一方、意味がずれる語もあります(例:공부=勉強、회사=会社は同じでも、애인は「恋人」で日本語の「愛人」とは違います)。
- 副詞を日本語の位置に置く。 韓国語のほうが動詞の直前に寄ります。
- 語順が同じだからと油断して助詞を落とす。 前の記事のとおり、韓国語は書き言葉での許容度が低めです。
どこに時間を使うか
語順で悩まなくてよい分、発音と終結語尾に時間を回せます。日本語話者にとっての本当の難所はパッチムと濃音・激音であって、文の組み立てではありません。
下の問題集は動画の文から作られているので、組み立てより音に集中して追いかけてみてください。