먹다 から 먹어요 へ — 韓国語の活用の骨組み
同じ「語幹+語尾」ですが、分岐の基準が違います。五段・一段の見分けに当たるものが韓国語にはありません。
辞書形から語幹へ — ここは日本語より単純です
韓国語の動詞・形容詞は例外なく -다 で終わります。다 を取れば語幹で、以下の語尾はすべてそこに付きます。「語幹+語尾」という考え方そのものは日本語と同じです。
| 먹다 → 먹 | 食べる |
| 가다 → 가 | 行く |
| 마시다 → 마시 | 飲む |
| 좋다 → 좋 | 良い |
違うのは、活用の種類を先に見分けなくてよいことです。日本語では 帰る(五段)と 食べる(一段)が同じ「る」で終わるのに語尾の付き方が違い、辞書形だけでは決まりません。韓国語にその分岐はなく、다 は必ず落ちます。四つ目の 좋다 のように形容詞も動詞と同じ語尾を取ります。
分岐は語幹の最後の母音 — ㅏ・ㅗ なら 아요、それ以外は 어요
代わりに見るのは語幹の最後の母音です。ㅏ か ㅗ なら -아요、それ以外の母音なら -어요。これは母音調和という仕組みで、現代日本語に対応するものはありません。ただし判定材料は文字に書いてあるので、五段・一段の見分けより目で確かめやすいはずです。
| 좋 + 아요 → 좋아요 | ㅗ — 良いです |
| 앉 + 아요 → 앉아요 | ㅏ — 座ります |
| 먹 + 어요 → 먹어요 | ㅓ — 食べます |
| 읽 + 어요 → 읽어요 | ㅣ — 読みます |
| 웃 + 어요 → 웃어요 | ㅜ — 笑います |
最後の母音です。가르치다 には ㅏ が入っていますが、語幹は 가르치 で最後の母音は ㅣ、したがって 어요 側の 가르쳐요 になります。
하다 → 해요 — する と同じ位置にある不規則
하 は ㅏ で終わるので規則どおりなら 하아요 ですが、実際は 해요 です。覚えるのはここだけ。日本語の する も一つだけ不規則で、しかも「名詞+する」でいくらでも増えますね。韓国語の 하다 はちょうどその位置にいます。
| 하다 → 해요 | する |
| 공부하다 → 공부해요 | 勉強する |
| 일하다 → 일해요 | 働く |
| 전화하다 → 전화해요 | 電話する |
| 사랑하다 → 사랑해요 | 愛する |
語幹が母音で終わると縮む — 面倒さが出るのはここ
学習者が実際に転ぶのはこの一点です。この継ぎ目で母音が二つ並ぶことを韓国語は許さず、必ず縮約します。日本語にも面倒な変化はありますが、それは音便として子音の側に出ます(書く→書いて、読む→読んで)。韓国語では同じ面倒が母音の側に出る、と置き換えて構えると見通しが立ちます。
| 가 + 아요 → 가요 | 行きます — |
| 서 + 어요 → 서요 | 立ちます — 어 の側でも同じ |
| 오 + 아요 → 와요 | 来ます — ㅗ と ㅏ で ㅘ |
| 주 + 어요 → 줘요 | あげます — ㅜ と ㅓ で ㅝ |
| 마시 + 어요 → 마셔요 | 飲みます — ㅣ が ㅕ の半母音に |
| 보내 + 어요 → 보내요 | 送ります — ㅐ が 어 を飲み込む |
過去は 았/었 一つだけ — た形のような分岐がありません
現在形の 요 を取り、最後の音節に ㅆ を入れて 어요 を戻します。さきほどの縮約はそのまま引き継がれます。日本語の た形は音便で 書いた・読んだ・行った と割れますが、韓国語の過去はこの一手だけです。
| 먹어요 → 먹었어요 | 食べました |
| 가요 → 갔어요 | 行きました |
| 와요 → 왔어요 | 来ました |
| 해요 → 했어요 | しました |
| 마셔요 → 마셨어요 | 飲みました |
| 보내요 → 보냈어요 | 送りました |
形の話はここまでです。過去形が何を意味するか — 먹었어요 が「食べました」も「もう食べました」も担うこと — は時制の記事の担当です。
範囲について一つ。語尾ではなく語幹のほうが形を変える一群があります — ㅂ・ㄷ・ㅅ・르・으・ㅎ の六つの不規則です。춥다 は 추워요 で 춥어요 ではありません。別の記事で扱うので、ここでは「上の規則で作った形が辞書に載っていなければ不規則に当たった」とだけ押さえてください。
やりがちな誤り
- 辞書形をそのまま言う。
저는 먹다は文になりません。日本語の辞書形は「食べる。」で言い切れるので、この癖がいちばん抜けにくいところです。 - 다 を残したまま語尾を付ける。
먹다요、가다요。まず 다 を落とします。 공부하아요。 하다 の付く動詞は例外なく 해요 です — 공부해요。- 縮約しない。
가아요、오아요、마시어요。通じはしますが、どれも使われない形です。 - 語幹の最初の母音で判定する。 決めるのは最後の母音です。가르치 → 가르쳐요 であって
가르차요ではありません。 - うっかり 요 を落とす。 요 のない 먹어 は 반말 で、文法の誤りではなく待遇のレベルが変わります。どの場面でどれを使うかは丁寧さの段階の記事のほうです。
練習の仕方
規則は十分で覚えられますが、口に乗るまでには時間がかかります。会話の速さでは計算している暇がないからです。動詞を三つ四つ選んで、現在と過去を続けて声に出すのがいちばん速い道です。
가다・먹다・마시다・하다 で — 가요 갔어요、먹어요 먹었어요、마셔요 마셨어요、해요 했어요。下の問題は動画の実際の文から作ってあるので、この形が使われている状態のまま拾えます。
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- 寝ている間に韓国語を学ぶ 194