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-네요・-죠・-군요・-잖아요 — 「ね」「でしょう」「んです」に当たる層

日本語話者にはほぼ持ち込みが効きます。対応表を一度作れば、あとは使い分けの温度だけです。

数の割に効きが大きい理由

このサイトの重複を除いた韓国語文 11,576 のうち、この六つが 308 回出てきます。初級の教科書が一か月かける文法より頻度が高いのに、扱いはずっと後回しにされます。

-네요113 — 今まさに気づいた
-죠 / -지요77 — 同意を求める・問いを和らげる
-군요 / -구나49 — 新しい情報を受け取った(요体 27・반말 22)
-는데요 / -(으)ㄴ데요50 — 言い切らずに残す
-잖아 / -잖아요16 — 知ってるでしょ、と思い出させる(うち 15 は 반말)
-거든요3 — 相手が知らない理由を出す

どれも文の内容は変えません。変わるのは、その文で何をしているか — 気づく・確かめる・思い出させる・説明する・和らげる。日本語の終助詞とまったく同じ働き方です。

-네요 — 「〜ね」

話す時点で自分にとって新しいことに使います。日本語の「〜ね」がそのまま当たり、驚きの色も同じくらいです。六つの中で断然よく出ます。

안 춥네요.寒くないですね — 今そう感じた
여기 있네요!ここにありました
한국말 잘하시네요.韓国語お上手ですね
매일 춥네요.毎日寒いですね — 習慣でも、気づいたのは今
저는 한국 사람이네요. — 自分の国籍を今さら発見はできない

境目は出来事ではなく話し手のほうにあります。習慣でも -네요 は使えますが、ずっと知っている自分のことには使えません。日本語の「ね」は同意を求める用法が広いぶん、ここは韓国語のほうが狭いと考えてください。同意を求めるのは次の -죠 です。

-죠 / -지요 — 「〜でしょう」「〜だよね」

-죠-지요 の縮約で、実際に使われるのはこちらです。中心の働きは互いに知っていることへの同意要求 — 日本語の「でしょう」「だよね」の位置です。

재미있지요?面白いでしょう
근무시간이 어떻게 되?勤務時間はどうなってますか? — 普通の質問を和らげる
이렇게 하.こうしましょう — 提案を柔らかく
이리 들어오시지요.どうぞお入りください — 命令ではなく勧め

二行目が教科書に出にくい用法で、このサイトでは 77 件のほぼ半分がこれです — 疑問詞疑問文(어디・얼마・어떻게・누구)で、共有している前提が何もない。ここでの -죠 は確認ではなく、問いの角を取る働きです。日本語の「〜でしたっけ」「〜ますかね」に近い位置だと考えてください。疑問符が無ければ提案を和らげます。

-군요 — 「〜んですね」「〜のか」

これも新情報への反応ですが、-네요 が即座の反応なのに対し -군요受け止めている音です。반말 では -구나 になり、ドラマで頻繁に聞きます — ここの 49 件のうち 22 件が 구나 です。

그렇군요.なるほど — 説明を受けたときの定番
참 잘하는군요.本当にお上手なんです — 動詞は 는군요
이건 재미없군요.これは面白くないんですね — 形容詞は 군요
너 큰 경험을 했구나.大変な経験をしたんだな — 반말、しかも過去

付き方が品詞で分かれます — 動詞は -는군요、形容詞と 이다 は -군요。注意が二つ。過去はどちらも 군요 です(갔군요갔는군요 ではない)が、これは 군요 に限った制限で、는 全般の話ではありません。そして ㄹ 語幹は 는 の前で ㄹ が落ちます — 살다 → 사는군요。日本語には無い区別なので、ここだけは覚えます。

-잖아요 と -거든요 — 「じゃない」と「んです」

この二つは対で、取り違えが目立つ誤りになります。-잖아요=〜じゃない(相手も知っている)はそのまま当てはまります。-거든요 のほうは注意が必要です — 「〜んです」と訳されますが、んです は相手が知っているかどうかに関係なく使えて疑問形(〜んですか)も普通なのに対し、-거든요 は相手が知らない情報を出すときに限られ、疑問形がありません。近いのは 〜んですよ で、ふつうの説明の「〜んです」に当たる韓国語は -(으)ㄴ/는 거예요 のほうです。

잖아.知ってるじゃない
너 노래 잘 하잖아.君、歌うまいじゃない
그날이 제 생일이거든요.その日、私の誕生日なんです
그날이 제 생일이잖아요. 相手が知らないなら「忘れたの?」に聞こえる

-잖아요 は刺さることがあります。 相手が本当に知らないことに使うと「前に言いましたよね」になります。日本語の「じゃない」がきつく響くのと同じ理屈です。

同じ -거든 は接続語尾(〜たら・〜ならば)としても働きます — 행운이 들어오거든 자리를 줘라。ことわざで出会う形です。別の語尾ではありません — 文末の -거든요 は、その接続語尾がそのまま言い切りに転じたもので、下の -는데요 と同じ現象です。(上の 3 件は文末用法だけの数で、このことわざは接続用法です。)

-는데요 — 言い切らずに残す

教科書は -는데 を「〜が・〜けど」の接続として教えますが、実際の会話で最も多いのは文をここで終える使い方です。日本語の「〜んですが…」がそのまま当たります。

지금 당장은 생각나지 않는데요.今すぐには思いつかないんですが
저 좀 도와줬으면 하는데요.ちょっと手伝ってほしいんですが
뭐 좀 먹으려고 왔는데요.何か食べに来たんですが
멋있는데요!かっこいいじゃないですか! — これは依頼ではない

このサイトの文でも言い切らない -는데요 のほうが接続用法より多いです。「〜けど」だけを習うと、聞こえてくるものの大半が解けません。

付き方は連体形と同じです — 動詞 -는데요、形容詞 -(으)ㄴ데요(좋은데요)、이다 -인데요、過去は全部 -았/었는데요(上の 왔는데요 がそれです)。すぐぶつかる例外が一つ:있다・없다とそれを含む語は動詞と同じ活用をします — 맛있는데요、재미없는데요、そして上の 멋있는데요맛있은데요 とは言いません。

間違えやすい五つ

どれも通じなくなる誤りではありませんが、全部よく聞こえます。日本語話者はこの層を知識としては一度で越えられるので、あとは口が慣れるかどうかだけです。

身につけ方

対応表を作ったら、あとは一覧を眺めないことです。-네요-군요 の差は温度で、定義では入りません。意味の分かる文でこの語尾を聞き、話し手が何をしていたかに注意を向けてください。

下のセットは話し言葉で、六つとも密に出てきます。シャドーイングすると、その語尾が出る場面ごと口に入ります。

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