에 と 에서、을/를、(으)로 — 日本語の「に・で・を」とほぼ重なる
ここは持ち込みがよく効きます。効かない数か所だけ押さえれば済みます。
에 と 에서 — 「に」「で」とそのまま対応する
英語話者が最も苦しむ区別が、日本語話者にはほぼただでもらえます。에=に(存在・到達)、에서=で(動作の場所)・から(起点)。
| 집에 있어요. | 家にいます — 存在なので 에 |
| 학교에 가요. | 学校に行きます — 到達点なので 에 |
| 학교에서 공부해요. | 学校で勉強します — 動作の場所なので 에서 |
| ✗ — 공부하다 は動作。에서 が要る | |
| 서울에서 왔어요. | ソウルから来ました — 起点も 에서 |
에 は時にも付きます — 3시에、월요일에。ただし 오늘 · 어제 · 지금 · 언제 には何も付けません。日本語も「今日に会う」とは言わないので、ここも同じです。
을/를 — 落とすところまで日本語と同じ
子音の後は 을、母音の後は 를。目的語に付き、話し言葉ではしょっちゅう落ちます — 日本語の「ご飯食べた?」と同じ感覚です。
| 밥을 먹어요. | ご飯を食べます — 書き言葉・丁寧な話し方 |
| 밥 먹었어? | ご飯食べた? — 助詞が落ちるのが普通 |
| 뭐를 봐요? / 뭐 봐? | 何見てる? — 同じ文の二つの調子 |
落として安全なのは短くて意味が明らかなときだけです。語順を動かすときは残します。なお動詞ごとに取る助詞が日本語とずれる一群があり(친구를 만나다=友達に会う など)、そちらは 은/는 と 이/가 にまとめてあります。
(으)로 — 「へ・で・から」の三役
日本語の「へ」「で(手段)」「から(材料)」を一つで受けます。子音の後は 으로、母音の後は 로 — ㄹ の後も 로 です。
| 학교로 가요. | 学校へ行きます — 에 が到達点、로 が方向 |
| 젓가락으로 먹어요. | 箸で食べます |
| 한국어로 말해요. | 韓国語で話します |
| 나무로 만들었어요. | 木で作りました |
| 지하철로 왔어요. | 地下鉄で来ました — ㄹ 終わりは 로、 |
에게 · 한테 · 께 — 人に渡すとき
三つとも「(人)に」です。한테 が話し言葉、에게 が書き言葉、께 が敬語形。
| 친구한테 줬어요. | 友達にあげました — 会話 |
| 친구에게 줬어요. | 同じ、書き言葉 |
| 선생님께 드렸어요. | 先生に差し上げました — 께 は 드리다 と対 |
| 학교에 보냈어요. | 学校に送りました — 人ではないので 에 |
最後の行が落とし穴です。께・한테 は人(と動物)だけ。場所や組織は 에 — 日本語は「学校に送る」も「友達にあげる」も同じ「に」なので、ここは持ち込みが効きません。
도 · 만 · 부터 · 까지 — ここだけ「から」がずれる
도=も、만=だけ、부터=から、까지=まで。対応は良いのですが、도 は 이/가・을/를 を置き換えます(重ねない)。만 も普通は置き換えますが、排除を強調するときは 만이・만을 も使います。에・에서 の上には重なります。
| 저도 가요. | 私も行きます — |
| 물만 마셔요. | 水だけ飲みます |
| 학교에도 갔어요. | 学校にも行きました — 에 + 도 は可 |
ここも持ち込みが効きません。 日本語は「9時から」も「ソウルから」も同じ「から」ですが、韓国語は時間の起点が 부터、場所の起点が 에서 と分かれます。
| 9시부터 5시까지 | 9時から5時まで — 時間 |
| 서울에서 부산까지 | ソウルから釜山まで — 場所 |
| 移動の話としては不自然 — 에서 を使う | |
| 여기부터 저기까지 | ここからあそこまで — これは自然。移動ではなく順に数えている |
境目は移動か列挙かであって、時間か場所かではありません。二点間を移動するときの起点は 에서。席・ページ・問題のように順に辿るときは、場所にあるものでも 부터 が普通です。
定着のさせ方
助詞は一音節で弱く、会話では飲み込まれます。読んでいても身に付きません。同じ名詞を違う助詞で聞き比べ、入れ替えると気持ち悪いと感じるところまで持っていくのが早道です — 집에 있어요 と 집에서 먹어요。
下のセットは話し言葉の短い文で、助詞一つが違いの全部を背負います。この練習にちょうど向いています。
問題で確認する
- 寝ている間に韓国語を学ぶ 194
ガイド一覧
- ハングルの読み方 — 五つの形と二つの操作
- 韓国語の語順 — 日本語とほぼ同じ、違うのは三か所
- 은/는 と 이/가 — 日本語の「は」「が」とずれるところ
- 먹다 から 먹어요 へ — 韓国語の活用の骨組み
- 韓国語の不規則活用 — 規則との見分け方
- 읽은 책・읽는 책・읽을 책 — 連体形は日本語とほぼ同じ
- -(으)ㄹ 수 있다・-고 싶다 — できる・したい・しなければ
- 待遇表現:반말・해요체・합쇼체 — 日本語の敬語とずれるところ
- -네요・-죠・-군요・-잖아요 — 「ね」「でしょう」「んです」に当たる層
- -(으)ㄹ까요 と -(으)ㄹ 것 같다 — 「〜ましょうか」「〜ようだ」に当たる層
- 尊敬語:시・님と、語そのものが変わる語
- 助数詞:하나 が 한 になる理由
- 時制と 겠 — 日本語より単純、ただし一つだけ余分
- 文をつなぐ:고・서・지만・니까
- 綴りどおりに聞こえない理由 — 終声は七つしかない
- 韓国語のシャドーイングの実際